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現在係争中の裁判の進捗状況

1.伊藤詩織との係争

(1) 伊藤詩織による刑事告訴

2015年4月に伊藤が山口に準強姦の被害を被ったとして警察に相談し、8月26日に山口は書類送検。 

2016年7月22日、東京地検が山口を不起訴処分とした。これを不服とした伊藤が検察審 査会に訴えたが、2017年9月21日、市民からなる東京第六検察審査会が不起訴は妥当と の結論を出した。これで伊藤の山口への刑事告訴は全ての退けられ、無罪が確定し、刑事事 件として完全に終結した。 

(2) 山口敬之による刑事告訴

一方、山口は伊藤の訴訟と発信が「虚偽告訴」と「名誉毀損」に当たるとして、2019年8月に警視庁に刑事告訴し、受理された。警視庁は1年2ヶ月の捜査の結果、伊藤を2020年9月28日に書類送検した。12月に東京地検が伊藤を不起訴処分とした。2021年5月、これを不服とした山口が検察審査会に申し立てた。

(3) 伊藤・山口相互の民事訴訟

2017年9月28日、伊藤が「望まない性行為で精神的苦痛を受けた」として、山口を相手に 1,100万円の損害賠償を求める民事訴訟を提訴。 

10月18日、伊藤が手記『Black Box』を出版。

一方山口は同月 26 日発売の月刊『Hanada』で伊藤の主張を全面的に否定。

2019年2月、山口が「伊藤の発言などで社会的信用を奪われた」として伊藤を相手に慰謝料1億3,000万円と謝罪広告の掲載を求め反訴。

2019年12月18日、東京地裁は性行為の同意が証明できないとして、山口に対し伊藤への 慰謝料など330万円の支払いを命じ、山口の伊藤への請求は棄却した。 

2020年1月6日、山口は民事訴訟の地裁判決を不服として東京高裁に控訴した。 高裁は一審の地裁判決について、『争点整理を請求原因事実レベルからやり直す』(双方の主張と反論の整理のやり直し)という方針を示した。 

(参考)月刊『Hanada』「私を訴えた伊藤詩織さんへ」

2022年1月25日に東京高裁で判決が言い渡された。

(1)事件の概要については伊藤詩織氏側の主張を大筋で認めて私に332万円の支払いを命じた一方で、

(2)伊藤詩織氏のデートレイプドラッグを巡る伊藤氏の主張は根拠がないとして伊藤氏の不法行為を認め、伊藤氏に55万円の支払いを命じる、

というものだった。山口は即日上告する意向を表明している。

(参考)https://yamaguchi.ebb.jp/yamaguchi/facebook/archives/184


2.小林よしのりとの係争

2019年1月24日、山口は漫画家の小林よしのりらを提訴した。

小林が雑誌『SAPIO』2017年8月号に描いた漫画「ゴーマニズム宣言」で事実と全く異なる虚偽情報を流布し、根拠も 示さず犯罪者と決めつけ、繰り返し誹謗中傷したことが名誉毀損であり人権侵害であるとしている。 


3.新潮社との係争

「週刊新潮が 2017年5月以降山口の名誉を著しく毀損する記事を繰り返し掲載している」 として、2020年5月 山口は名誉毀損で新潮社と週刊新潮記者を提訴した。 


4.新たな名誉毀損訴訟について

山口は2021年5月11日に「レイプ犯」「レイピスト」「薬物レイプ犯」「鬼畜の所業」など、根拠ない言説で山口の名誉を繰り返し毀損した人物を東京地裁に提訴した。

▶︎有田芳生(立憲民主党参議院議員)

▶︎掛谷英紀(筑波大学准教授)

▶︎宇都宮優子(立憲民主党大阪12区総支部長)

また、

▶︎町山智浩(映画評論家)

▶︎永添泰子(ネット発信者) 

については、被告住所が特定でき次第、正式に提訴予定。