
3年前の今日、私は台湾の高雄という街で、陳水扁元総統と会っていました。
台湾と日本を深く愛し自由と民主主義のために戦い続けた陳水扁さんの生き様は、安倍晋三元首相にも重なるものがあります。
暗殺という惨劇に遭わなければ、安倍さんは陳水扁さんの政治の師である李登輝さんの命日である7/30に台湾を訪問しているはずでした。もちろん陳水扁さんにも会っていたでしょう。
総統としての台湾を8年間率いた後は、親中派の馬英九氏が政権を奪還すると蓄財疑惑で投獄され自殺未遂を図るなどジェットコースターのような人生を経て、政界引退後の今なお意気軒昂な陳水扁さん。
一方で、卑劣なテロによってたくさんの事をやり残したまま現役の国会議員として命を落とした安倍晋三さん。
無情感ばかりがつのる、今日この頃です。
【陳水扁元総統にお目にかかりました】2019年9月22日
しばらく投稿が出来ず失礼しました。少し日本を離れ、北朝鮮、韓国、香港と激変しつつある東アジア情勢を別の角度から見る為、台湾を訪れていました。
様々な素晴らしいご縁に恵まれ、大変充実した時を過ごす事が出来ました。中でも台湾の民主化の為に多大な貢献をした2代前の総統である陳水扁さんとじっくりお話する機会を得た事で、東アジアを見る新しい視点を授けていただいたように感じています。
陳水扁さんは8年間総統を務められた後、波乱万丈な時を過ごされましたが、台湾国民の陳水扁さんに対する信頼と尊敬は今なお絶大です。また無名の蔡英文さんに副総統など要職を歴任させ、国のリーダーにまで育て上げたのも他ならぬ陳水扁さんです。ですから、今なお台湾政治の最大のキーマンの1人なのです。
また、台湾での収穫については、またじっくりとご報告致します。